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2025-02-26
ひな祭り

3月3日は、ひな祭りです。ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願って毎年3月3日に祝われる行事です。平安時代に貴族たちが行っていた紙で人形を作る「ひいな遊び」と、植物で作った人形で自分の身体を撫でて穢れ(けがれ)を落とし、その人形を川に流すという風習が結びついて生まれたそうです。現代では、ひな人形や菱餅(ひしもち)を家に飾ったり、ちらし寿司やひなあられを食べたりして楽しまれています。

3月3日は、3月の最初の巳の日を指す「上巳(じょうし)の節句」の日です。この日は「桃の節句」とも呼ばれ、元々は「邪気を払う」などという目的のもと禊(みそぎ)やお祓い(おはらい)などの行事を行う日でした。「桃の節句」というのは上巳の節句と桃の開花時期が重なっていることから生まれた名前なのだそうです。そして江戸時代に、「端午の節句」が男の子のお祭りの日として定められたことで、「桃の節句」も女の子のお祭りとして広まっていきました。

ひな祭りに行われる行事として有名なのは、「ひな人形を飾る」や「菱餅(ひしもち)を飾る」、「ひなあられを食べる」ことなどです。ひな人形は、その家に生まれた女の子が無事健やかに育つように、そして良いパートナーと出会い結ばれるように、と願いを込めて飾られる人形です。また、女の子の身を守る「お守り」や「厄払い」などの意味も込められており、基本的には姉妹や親子間でのお下がりは推奨されておらず、都度新しいひな人形を購入するのが良いとされています。ひな人形は、立春(節分の翌日)から2月の中旬頃に家に飾ります。2月の節分で豆まきを行ったら次はひな人形を飾る、という流れになっています。ひな祭りの前日に慌てて飾ると、「一夜飾り」と言って縁起の悪い飾り方になってしまうので、控えたほうが良いとされています。そしてひな人形を片付け始めるのは、お嫁に行き遅れてしまわないようにという思いを込めて、「お節句が終わったらなるべく早く」とされています。

次に菱餅(ひしもち)ですが、特徴的な形は水草の種子「菱の実」に由来しており、菱は生命力の強い植物ですので、その植物の実の形をしたお餅を用意することで、子孫繁栄や長寿などの願いが込められています。ひな祭りが終わったら、飾った菱餅は焼いたり煮たり、揚げて「ひなあられ」にしたりして美味しくいただいていた風習が、現代ではひなあられも用意して食べるという文化になったようです。

ひなあられは、ピンク、白、緑という特徴的な色は菱餅に使われているのと同じ色で、諸説ありますが、ピンク=魔除け、白=健康、緑=清浄という意味が込められているとされています。

日本には、古くからお祝い事の際にはお寿司を食べる習慣がありました。その中でも、ちらし寿司はとっても華やかで豪華な食べ物であり、女の子の成長を祝うひな祭りにぴったりな食べ物ということで、ひな祭りの定番となりました。ちらし寿司に入っている食材には、それぞれ「海老」は「腰が曲がるまで長く生きる」、「レンコン」は「遠くまで見通す、将来に不安がない」などという意味が込められています。

日本には様々な行事がありますが、どれも時期やお祝いの内容、祝い方や食べる食材に至るまでそれぞれの意味や想いが込められています。そこが長い歴史の中で受け継がれ、現代にいたるまでその思いが残されているところが、我が国の誇る大変素敵な文化の一部ですね。


株式会社ピコトン キッズイベントパッケージ
【ひな祭りとは?】ひな祭りの由来や行事の意味を分かりやすく解説《2025年最新版》参照
https://workshop.picoton.com/wp_news/2025/01/22/what-is-hinamatsuri/




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