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2025-03-12
ホワイトデー

『ホワイトデー』は、バレンタインデーにチョコレートなど、贈り物をもらった主に男性たちがそのお返しにキャンディー等、贈り物のお返しをするという日本発祥の文化です。諸外国では、この文化はありませんが、中国や韓国、台湾やアジアの一部地域では『ホワイトデー』が催されています。本命へのお返しは、キャンディを送ることが一般的とされて、固くて割れにくい、長く残ると言うことから「固い絆」や「長く続く関係」という意味が込められていました。現在は、義理チョコや友チョコなどバレンタインの文化も多様化してきており、ホワイトデーのお返しも様々です。

ホワイトデーの起源については諸説あり、ホワイトデーの時期になると様々な企業、各陣がそれぞれ「元祖」だと主張しています。日本記念日協会に登録されているホワイトデーは石村萬盛堂説を取っていますので、こちらを紹介します。

1977(昭和52)年、当時の石村萬盛堂の社長が「バレンタインデーのお返しがないのは不公平」という雑誌の投稿を見つけます。さらにそこに「せめてマシュマロでも…」という言葉があったことから、「バレンタインのお返しとしてマシュマロを贈る記念日を作れないか」と思いついたそうです。バレンタインデーの返礼としてマシュマロを渡す日を創設し、返礼用マシュマロ菓子として「君からもらったチョコレートを僕の優しさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ」とのコンセプトで、黄身餡の代わりにチョコレートをくるんだマシュマロを売り出すこととした。この「マシュマロデー」は、百貨店岩田屋のアドバイスで、当時大型のイベントが無かった時期にあたる3月14日に設定され、1978年(昭和53年)3月14日からキャンペーンが開始された。後に、他業界にもこのキャンペーンを拡張するため、1980年代に百貨店側からの申し出により名称をホワイトデーに変更されました。

諸説ありますが、お返しのお菓子にも意味があったそうです。興味深いのでご紹介しますね。

ーマシュマロー
ホワイトデーが生まれたきっかけでもあり、「君からもらったチョコレートを僕の優しさに包んでお返しするよ」という温かいメッセージのもと、売り出しましたが、「気持ちを包んで返す=受け取れない」とも解釈され、また、マシュマロは口に入れるとすぐに溶けることから、「君との関係は儚い」と連想され、「マシュマロ=あなたを好きではない」と捉えられるようになったともいわれます。残念ですね。

ーチョコレートー
「ホワイトデーでチョコレートを贈る=もらったものをそのまま返す」と考えられたり、「これ以上の進展はない=現状維持」の意味を持つという説があります。一方で、チョコレートを贈り、同じものをお返しでもらうのは「あなたと同じ気持ち=好き」という意味であるという説も。また、ホワイトチョコレートは真っ白=純白と連想され、「純粋な関係性を望んでいる」という意味があるともいわれています。どちらの意味なのか判断が難しそうですね。

ークッキーー
クッキーには「友達のままでいましょう」という意味があるとされています。比較的手ごろな価格で購入しやすいことから、「たくさんの中の1人」という意味とも考えられます。また、クッキーは水分が少なくサクサクとした食感が「軽い関係性」を表すことから、「恋人関係ではなくずっと友達で」という思いが含まれているという説もあります。

ーキャンディーー
キャンディーも手軽に買えるお菓子ですが、口に入れてもすぐに溶けず、食べ終わった後でも甘いフレーバーが残ることから、「甘い関係を長く続けたい」という意味があるとされています。

ーマカロンやバウムクーヘンー
マカロンを贈る場合には「あなたは特別な人」という意味が込められているとされています。バウムクーヘンは幾層にも重なった年輪をモチーフに作られたお菓子で、「幸せをもっと続けたい」という思いを表現しているとされます。ホワイトデーだけでなく、結婚式の引き出物に採用されやすいのは、「ずっと幸せが続く」という縁起のよい意味があるからでしょう。

お菓子以外の品物についても、それぞれ意味を当てはめられるという説があります。

ーハンカチー
ハンカチは「別れ」を意味するといわれています。ハンカチはさまざまな場面で使うものですが、中でも「涙を拭く」場面が連想されやすいため、ネガティブなイメージを持たれているようです。日本ではあまり知られていませんが、中国の風水では、ハンカチを贈ることは「永遠の別れ」や「不運」という意味に結びつきます。つまり、ホワイトデーのお返しとしてハンカチを贈るのは、「あなたと別れたい」という意味になると考えられているのです。

ーぬいぐるみー
ぬいぐるみは部屋のインテリアとして飾られやすいアイテムです。そのため「いつもそばにいる」という思いが込められているとされます。目に入りやすく、ときに抱きしめたり、一緒に寝たりするかもしれないぬいぐるみは、特別に思っている人への贈り物と捉えられているようです。中でもテディベアのぬいぐるみには「分身」というイメージがあり、「僕だと思って大切にしてね」という思いを込めて贈るという説もあります。

ー香水ー
よい香りを演出する香水は、体臭と混ざり合うことから「セクシャル」なイメージを持たれます。そこから、香水を贈る場合には「濃密な関係になりたい」という意味が込められていると言われることがあります。自分の選んだ香りをまとわせることから、「独占したい」という意味があるのではという見方もできますね。

今や様々な形でお返しをし、それぞれがケースバイケースで思いを込めたお返しをするのが主流です。いつの時代も大切なのは、『気持ち』ですね。




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