『3K』とは「きつい・危険・汚い」の頭文字Kをとった総称であり、残念ながら建設業界はこのマイナスイメージを持たれてしまうことがありました。しかし、国土交通省主導のもと、建設業界は大きな転換期を迎えており、業界改革の一端として『新3K』の実現に取り組んでいます。

『新3K』は「給料・休暇・希望」を掲げています。

「給料」
労働費の見積もりを尊重する取り組みや、個人の実務経験やスキルなどを業界全体で可視化することで、どの企業でも正しく評価される仕組みづくりと労働環境の改善に力を入れています。

「休暇」
週休2日を実現するためにゆとりのある計画設定の推進や有給取得率を上司の評価項目に盛り込むなど、労働時間や休息の確保に努めています。

「希望」
女性や外国籍の方でも働き安に環境づくり、ICT施工の推進や中長期的な発注見通しの公表など、技術や働き方の革新を促進しています。

上記は、あくまで一部企業の取り組み、または取り組み目標としてご紹介いたしましたが、働き方改革により、2024年4月から時間外労働の上限規制が建設業界でも導入されるなど大きな転換期であることは間違いありません。多様性豊かな労働者にとって働きやすい環境整備が求められています。